麻の着物の仕立てです。
色の名は、白梅鼠(しらうめねず)。
粋な名です。
「四十八茶百鼠」と言われるように、慣用色名には「鼠(ねずみ・ねず)」を用いるものが多いです。
銀鼠・深川鼠・利休鼠・相思鼠、、、、と魅力的な名がありますが、
白梅鼠は、白梅の花びらのような、淡く輝く灰色といったところでしょうか。
何枚か縫った麻の着物には、広幅のいしき当をつけるよう依頼がありましたが、
今回は付けません。
体格のよい方なので、裄はいっぱいいっぱいに取りました。
仕立てて後、上前の前身頃からおくみにかけて友禅染が施されます。
色の名は白梅鼠やうすごろも 仕立屋お吟
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