2020年7月8日水曜日

留袖を羽織に


絽の羽織の仕立てを頼まれました。



なんと、絽の黒留袖からの仕立て直しです。



裾模様を生かしたいとのとこで、身頃の裾から120㎝のところで切って並べてみました。

背では模様をぴったり合わせられますが、その他は流れのみ合わせます。



羽織丈100㎝なので、床でしるしつけです。

肩山で、前身頃と後ろ身頃を継いでいます。



おくみを継ぎ合わせて衿をつくり、しっかり敷きのしします。



ちゃんと形になるのか半信半疑で縫っていましたが、仕上がりました。

遊び感覚の羽織なので、背紋はありません。

袖紋は、依頼者さんに隠してもらいましょう。



衿の柄も、流れに添いました。

どんなふうに着こなしてくださるでしょうか。


     なで肩は母親ゆづり夏羽織       仕立屋お吟




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