2021年9月30日木曜日

切り嵌め 着物

 二枚の着物から一枚の着物をつくります。

依頼者さん自らほどいて洗われました。


アンティークといえるお祖母様の大島に色無地を足します。

見本にと写真を添えてくださいました。


身頃のしるしがついたところで、斜めのラインが繋がるよう衽に糸しるしをつけます。


袖をつくって敷きのし。

右の後ろにも色無地を切り嵌めしました。


掛け衿の変色が目立ちますので、地衿をつまんで、なんちゃって掛け衿にしています。

元の掛け衿は、下前の地衿に継いでいます。


後姿もチャーミングになるでしょう。


     なほし着る祖母の大島菊日和    仕立屋お吟



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