夏羽織を仕立てます。
絹麻の訪問着をほどいて、裾の柄を活かして羽織に仕立てます。
肩山はつぐことになります。
後ろ身頃の手描きの白鷺と杭と波が下になりすぎないよう、通常、返り15㎝のところ、10㎝にしました。
衿にちゃんと白鷺が出るよう、かなり考えました。
前身頃の白鷺は恥ずかしがり屋で見え隠れしています。
とても個性的で涼しげな一枚の出来上がり。
実は、訪問着のときの胸元に、白鷺のいない杭と波だけの柄があり、
腰から上が残布となったので、ちゃっかり頂いて、仕立屋お吟のフレンチスリーブのブラウスにしました。和裁仲間がミシン縫いしてくれました。
苦心して仕上げたこの夏羽織、嫁に出す心境だったので、物語性のあるブラウスとなりました(笑)。
白鷺も波も手描きや夏羽織 仕立屋お吟
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